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予見されていた原発事故。なぜ過去の重大事故から学ばなかったのか?

東日本大震災による福島第一原発事故は、日本はもちろん世界中に大きな衝撃を与えた。確かにあの大地震は、千年に一度の極めて稀なケースであり、想定外であったかもしれない。しかし、原発事故に関してはどうだろうか?

実は、福島原発の事故以前にも、日本ではたびたび深刻な原発事故が発生している。具体的には、1999年に起きた東海村JCO臨界事故や、2007年に起きた柏崎刈羽原発事故などである。

「原発は地震に対して脆弱である」ということは、初めて原発が稼働した当初から言われていたことであるし、幾度となく事故や不祥事を起こしているのだから、そこから“しかるべき対処法”を学び、危機管理や万が一の事故対応に活かすべきだったのではないだろうか?もはや「想定外」は言い訳にならないのだ。

このホームページでは、原発が抱えるさまざまな問題点について言及したうえで、原発推進派が好む「原発を止めることは不可能」という理論に対し、疑問を投げかけ、いくつかの代替案を紹介したい。本文でも触れるが、原発を停止させることで不足する(と思われる)電力は、実は、ちょっとした節電や省エネで補うことが十分に可能なのだ。「低コストかつクリーンな原発」というお決まりのフレーズが本当に正しいのか、日々の生活の利便性を追求するために、原発の抱えるリスクやコストから目を背けても良いのか、ということを考え直してみたい。

これだけの大惨事を経験してなお、「原発への依存を減らせない」、「事故を教訓にして原発をより一層推進すべきだ」、という姿勢が果たして正しいのか、熟考する手がかりとなれば幸いである。